鹿児島KYTニュース
「精神科クリニックでのコロナウィルス流行による変化」 |
①三密回避について
a.外出機会の減少 | |
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良い例; | 人出が少ないので天文館に受診しやすくなった |
悪い例; | 三密回避と聞いて外出しなくなった (重症化リスクが高いと聞いた1人暮らしの高齢者で顕著) →生活リズムの乱れが生じやすい →受診機会の減少(未だ多い) |
⇒ | 生活リズムの乱れに基づく症状悪化(不眠・うつ状態)高齢者で顕著 |
b.テレワーク | |
良い例; | 往復の時間が省けて時間に余裕ができた |
悪い例; | 時間のメリハリがなくなってダラダラ仕事している 主婦は子供の世話に加えて毎日三食夫の世話が大変 対面対話がないと気分転換できない →ストレス増加・生活リズムの乱れ |
⇒ | 不眠症・うつ状態 |
c.リモート授業(大学) | |
良い例; | 集団の中が苦手では授業に集中できなかったが自宅なら集中できる |
悪い例; | 同級生の友人が作れない 大学に入学したという実感が得られない 時間にメリハリがなくダラダラしてしまう →いきいき感の減少・生活リズムの乱れ |
⇒ | うつ状態 |
②手洗い・うがいについて
悪い例; | 咳をする人、マスクをきちんとしていない人に対する ピリピリとした嫌悪感 →他人を迷惑がる被害感、あるいはイライラとした攻撃的な感情の増大 |
③対策
a. | 生活リズムを乱さない |
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特に睡眠・食事のリズムを今まで通りに 仕事・講義の時間と休憩時間とのメリハリをつける |
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b. | 適切なストレス解消・気分転換 |
昼間は日の光を浴びたり、三密を避けて散歩する |
「コロナ渦の心の不調」鹿児島KYTニュース
(2021年1月19日)