メンタルヘルス

産業保健推進センター

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ときめき が次第に失せてきたのは老化の徴なのだろうけれど、
それらを称して「忘れる能力」(赤瀬川原平)とはうまい表現だと 思えてならない。存在したものの不在を嘆くか、不在を新たに獲得 した能力とみるか、卒業、退職、別離、思うほどに目から鱗と思える。

だとすれば「まだまだ」から「今はもう……」への心境の変化を、
新たな能力・新たなステージの獲得と認識できても良さそうなものなのに、
一つひとつの現実問題となると、そう簡単にはいかないときている。


鹿児島県産業保健推進センター「メールレター」
2004年11月

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高校三年生 になっても登校前の腹痛で苦しんだ男の子は、
様々な工夫と努力でセンター試験も入試本番も乗り切った。

そしてこの春、キャンパスライフを送っている。
一昨年、不眠と制御不能のイライラを持て余して、両親に離婚まで考えさせた女の子は、もう大学二年生。学費を節約するために居酒屋でアルバイトも始めた。

そして、四月から登校を目指していたのに、まだ腹痛に悩む女の子もいる。
どの子もまだ薬は必要だけれど、
努力と工夫のそれぞれの春が、また始まっている。


鹿児島県産業保健推進センターFAXニュース
2004年5月

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生活スタイル の多様化のなかで、不眠に悩む人が増えています。

不眠は、
 (1)入眠困難(寝付きが悪い)
 (2)中途覚醒(夜中に何回も目が覚める)
 (3)早朝覚醒(朝暗いうちから目覚める)
のように分類されます。

これらは中年以降、加齢とともに増加しますが、
うつ病などのメンタルヘルス不全の初期症状でもあります。

最近では、
食事が不規則な人に睡眠障害が多いともいわれます。
忙中閑あり。
規則正しい食習慣はメンタルヘルスを保つ第一歩です。


鹿児島県産業保健推進センター「メールレター」
2003年7月1日

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秋の夜長 に眠れないのは辛いものです。
不眠症は、ストレスによって起こる以外に、うつ病などの初期症状
であることもあります。「今夜もまた眠れないんじゃないか」という
恐怖感が不眠症を一層悪化させることもあります。
ですから「たかが不眠」と侮るわけにはいきません。

不眠症には、次の三つのタイプがあります。
 ① 入眠障害 (寝付きが悪い)
 ② 熟眠障害 (夢ばかり見て何回も目が覚める)
 ③ 早朝覚醒 (まだ暗いうちに目が覚める)

これらのどのタイプでも、不眠症を克服する良い工夫や、
安全な薬物療法があります。 独りよがりで酒の力に頼ってばかりいないで、
早めの医師への相談をお勧めします。


鹿児島県産業保健推進センター「FAXニュース」
2002年10月1日

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