メンタルヘルス

鹿児島読売テレビ KYT「every. かごしま」県内ニュース(18:15 ~)より

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「五月病にご注意を!!」


五月病は、GWの前後に発症し、6~7月頃クリニックを受診することが多い。

1)3月、4月、5月という時期の特徴

    心や身体の変化が激しい時期で、その変化に適応するために、
    心のパワーが消費される
    少しは慣れてきた(適応)、と感じるのは、1ヶ月ぐらい後のこと
    が多い。つまり疲れが溜まってくるのが、GW前後ということ

2)適応ということ

    ① 身体の適応
     → 季節の変わり目(冬から春へ、気温、日照時間)
       今年は特に、気温の変動が大きかった。
       高齢になるほど、孤独感の高いほど、適応は簡単ではない

    ② 心の適応
     → 身の回りの変化
       卒業、進級、進学、入学、就職、転勤、職場内異動、etc
       本人以外の家族も、その変化に適応する必要がある

3)心のパワー

    適応するために心のパワーが消費され、次第に低下していく
    (目に見えない疲れの蓄積 → 五月病)

    やっと少しは慣れてきたかな、と感じる1ヶ月くらいしたころ、
    心のパワーも消費され、低下のピーク
    ちょうどそのころ、やってくる長い休みGW
    久しぶりの長い休養を上手に使えれば、パワーは回復する

4)対処法

    心のパワーの復活 GW過ぎた今からでも遅くない
             メリハリのある生活を心がけよう

    ① ストレス解消のため、好きなことをもう一寸しよう
    ② 心のパワーを回復するために、溜まった疲れを解消しよう
      つまり睡眠不足を補うことなのだが
      ただ長く寝れば良いというわけではなく、
      生活リズムを崩すことなく、溜まった睡眠不足を
      解消する工夫が必要
      生活リズムを崩すと、長い休みの後に、不登校、出勤できない、
      などの不調が起こりやすい(五月病の発症)
      従って、GWや、その後の休日の過ごし方の一番大切なコツ
        → 生活リズムを大崩れさせない

     a. 休日でも起床時刻は、通常時刻 + だいたい1時間以内
     b. 起きたら、部屋を明るく、日の光を浴びよう
     c. 軽くで良いので朝食をとろう
     d. 朝食以外の食事も、だいたい規則正しい時間に
     e. 午前の二度寝は、だいたいOK
     f. 午後の昼寝は、午後3時までのだいたい30分以内、
     g. 午後3時以後、とくに夕食前後の昼寝は危険


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